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最低賃金63円増をめぐって


1.厚労省最低賃金審議会は、4日、2025年の最低賃金を全国平均で1,118円とし、63円アップするとの答申をした。東京で時給1,226円となるようである。過去最高の引き上げに、労働者側委員と公益委員は賛成し、使用者側委員は反対したようだ。

2.政府は1,500円を最低賃金の目標と掲げており、労働組合によっては必要な生計費を勘案すると1,800円を求めている。やはり日本の最低賃金は安すぎるわけで、今後も増額されざるを得ないだろう。

3.一方、6月の実質賃金(賃上げ率-物価上昇率)はマイナスとなり、これで6か月連続マイナスである。実質賃金の国際比較を見ると、やはり日本の賃金は安すぎる。中小企業の支援策、消費税減税策、大企業の内部留保への課税等打つべき対策はかなりあるようだ。




2025年8月

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